07.23
Sun
最近は、開架棚に並んでいる本の分類チェックをしています。

本の分類は、日本十進分類法という決まりに従って行うのですが、
図書館の状況によって細かい判断が必要になるから、すべての図書館が同じ分類をするとは限らない、と私は考えています。
これについては、また別の記事で詳しく話すとして…


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当館では、10年以上前に受け入れた本が、いまだに開架棚に置いてあります。
なぜかというと、本の利用自体が少なく、劣化しているものがあまりないため。汚破損が酷いものはもちろん閉架です。
大きな図書館なら、利用頻度も高くてすぐにボロボロになってしまいそうな本も、うちの図書館では比較的綺麗なまま。
書籍にとっては状態がよく保たれているのは良いことなんでしょうが、図書館司書としては複雑な気持ちです…(;^ω^)
今のところはスペースに余裕があるから置いているけど、今後新しい本が増えていくと次はどれを閉架にするかで悩むはめに…(ぜいたくな悩み)

綺麗な本が多いのは良いことなのは、間違いないです。ただ、うちの図書館の場合、別の問題があるのです…。
それは…分類の間違いが多いこと。

受け入れた当時の担当の方が、ちゃんと分類をしているはずなのですが、棚に並んだ背表紙をぱっと見たときに、
「なぜここにこの本が…?(*_*;」というのが、地味に多い気がして。

本を手に取って、背表紙のタイトルだけではなく、中身までよーく見ると。
厳密には間違いではないんだけど、「そっちをとったかー!」というような分類がけっこう見られました。
棚整架ついでに、分類のチェックをしていると、出るわ出るわ。

たとえば、↓の本
話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く

アラン ピーズ,バーバラ ピーズ 主婦の友社 2002-09-01
売り上げランキング : 24900
by ヨメレバ

一時期、すごく話題になった本ですね。
たぶんその話題になったときに買ったんでしょう、2冊ありました(一冊は寄贈でした)。

この本が、なぜか、[389]文化人類学に分類されていました(@_@)
389というのは、3類・社会科学のなかの、もっと細かい分類で、文化人類学の本を置くところなのですが。
なんでだろう…どこをどう見て「文化人類学」と思ったんだろうか…?

せっかく2冊あったので、1冊は[143]性差心理学のところに、もう1冊は[491]脳のところに置きました。
男女の脳の違い、考え方の違いについて書かれた本だと思うので(未読です)、このような分類にしました。
複本を別々の分類にするのはよくないかもしれませんが、うちの館では、このやり方でいこうと思います。
※ちなみに、分類のカラーは、うちの図書館での色分けです。1類はグレー、3類は、4類は

こんな感じの分類間違いが、ほかにもたくさんあります…一列に2・3冊はあります(;´・ω・)
でも、それを見つけるのが、また面白い。宝探しのようで、楽しい作業です(笑)。
そして、分類を変えた後にさっそく貸出されると、「ヨッシャー!」と思います。図書館司書、冥利に尽きます(o‘∀‘o)*:◦♪

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冒頭で言ったように、分類はそれぞれの図書館で違ってくるので、全部に共通した「正解の分類」というのはないと思います。
でも、その本を置くのに「ふさわしい分類」は必ずあります。それを、きちんと見極めるのが図書館司書の仕事です。

ただ…今の全国の図書館の状況では、そういうことができる司書は育ちにくいと思います。
正規・非正規や、民間委託など、なかなか難しい問題ではありますが、良い方に進んでいってほしいです(´・_・`)
同じように図書館で働く昔の同僚なんかと話をすると、私は本当に司書として恵まれているな、と感じます。
情熱を持つ司書さん、たくさんいるのになー。もったいない。


まあとりあえず、今は自分のこと、目の前のことを誠実にやっていくしかないですな。
それが、このさきの、未来の図書館司書の礎となる…とまで言うと大げさですけど(笑)。
私がきちんと図書館司書としての役割を果たせれば、きっと次もきちんとした図書館司書を入れてくれると思うので。
引退するまでは、きっちり頑張ろうと思います(*・`ω´・)ゞ 引退しないかもしれないけどねw

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