09.14
Thu
8類[言語・語学]の棚をチェックしていて、気づきました。

うちの図書館…英語の本はたくさんあるけど、それ以外の外国語はほとんどなくね?

これでは、英語以外の語学を学びたい人にとっては何の役にも立たないんじゃないか!?

去年かおととし、図書館によく来る中学生女子から「韓国語の勉強をしたいんですけど、本ありますか」と言われて、
韓国語の本を数冊買ったんですが、その数冊と、ふる~い中国語の本しかなかったでした…( ̄ロ ̄lll)

これはいかん!なにか別の言語の本も買って、8類の棚を充実させねば!!


…と、思ったのはいいのですが。
英語以外の外国語、といっても、何語の本を買えばいいんだろう?(゜-゜)

大きな図書館なら、購入予算も潤沢だろうし、利用者も多国籍でしょうが…
うちのような小さな図書館では、予算も少ないし、利用者も限られる。
我が町で見かける外国の方なんて、ALTの先生くらいだしなー(=∀=)

なにか、皆さんおすすめの外国語、ありますか?(笑)

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09.07
Thu
ここ数年、夏休みの終わりごろになると、「学校行きたくない問題」「9月1日自殺増問題」みたいなのが話題になりますが。

図書館といえば、これ↓ですね。鎌倉市の図書館のツイート。

鎌倉市図書館のもうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。と報道
togetterまとめより。

つい最近のことと思ってたら、もう2年前の出来事なんですねぇ。

学校の図書室の先生が言ったのならまだわかるけど、公立の図書館がこれを言ったというのが驚きでしたね!
教育委員会とのしがらみもあるでしょうに。(実際、togetterには市教委とのこともちらっと書かれているし)

同じ図書館司書としては、「なかなか勇気ある行動に出たなー」という印象でした。
わたしには きっと できない_(:□ 」∠)_

学校が休みじゃない日に、小・中学生の子どもが一人で図書館にいたら…。
(最近の高校生は、制服着てないと高校生に見えないような子の方が多いので、除きます)

私だったら、きっと、何かしら行動をしてしまう。何も言わずにほっておけない…(´・_・`)

それに、職員としては何も言わなくても、周りの利用者さんが気になるでしょう。
もしかしたら、そういう人が直接声をかけてしまうかもしれませんし。
おせっかいなおじさんおばさんも多いですからねぇ…


このつぶやきを見て救われる思いがした子が、1人でもいたらいいな…、と思います。

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08.23
Wed
8月も下旬です。夏休みも終盤、ラストスパート!という感じですが、意外に小学生の姿は見えません。
登校日もあったし、ある程度宿題も終わって、みんな遊びに行ってるのかしら。


さて。またもや、本の分類の話です。最近この話題ばっかりだな…
図書館司書らしいっちゃあ、らしいんですけどね( ˘ω˘ )

7類の棚のチェックをしていて、気になった3冊がありました。
私も図書館司書の端くれ。これまでの経験で知識があるので、調べる前に「これはこの分類じゃなくて、あの分類じゃないか…?」と予想をたてるんですが、
今回発見した分類間違いの本は、なんと3冊とも予想が外れました(´;ω;`)まだまだだった…

ちなみに、調べる際に利用したのは、以前にも紹介したカーリルローカルというサイトです。いつもお世話になっております。_(._.)_

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まず、一冊目。
フォーカス スクープの裏側

フォーカス編集部 新潮社 2001-10
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これは[740]写真のところにありました。
「フォーカス」って、なんか、写真用語ですもんね。それできっと、写真に関する内容の本だと判断したんだろうなぁ。

この本は、タイトルにある通り、雑誌「フォーカス」で取材した事件に関する裏話、みたいなものがダーッとまとめられています。
「フォーカス」は2001年に休刊していますが、この本はその年の10月に出ています。休刊になったから、これまでのことを暴露(?)しようと思ったのかなぁ。

予測の時点では、写真週刊誌の裏話だから、きっと芸能界に関する内容だろうと安直に考えて、
「6類の最後の方に芸能界に関する本がまとまっている数字があったよな…」と思っていたんですが。

残念ながら、はずれ。0類、総記の中に[051]日本の雑誌というのがありまして、そこに収めるのが正しいようです。
0類なんて、図書館に関することか読書術しかないと思ってた。 ←自分の興味のあるところしか見ていないのが丸わかりですね
うーむ。まだまだ勉強が足りませんね(*`ω´*)

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つづいて、二冊目。
雨の日の釣師のために―釣文学35の傑作

D. パウナル,G. パウナル TBSブリタニカ 1991-08
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この本は[787]釣魚(釣りに関する本)のところにありました。これもきっと、タイトルから分類したんでしょうね…。
たしかに、「釣師のため」って書いてあれば釣りの本のところに置くよな。厳密にいえば、間違いじゃない。わかる。

でも!うちの図書館で釣りに関する本を探すのは本当に釣りを楽しむ人本業で釣りをしている人だけなので、
釣りの技術や、仕掛けのつくり方なんかを知りたい人しかいません。雨の日は別のことをしているでしょう。
よって、この分類では今後も借りられないままだろう、と思って分類変えを決行しました。
よその大きな図書館だったらこの分類のままでもいいかもしれませんね( ˘ω˘ )

雨の日に釣りができない釣師に読んでもらうための、釣りに関する文学を集めた一冊です。
新たな分類は[908]叢書,全集,選集のところになりました。
編者の名前が外人さん(D&G・パウナル)なので、外国文学の930以降の数字では?と予想していたんですが。微妙にはずれでした。

集められている作品のすべてが同じ言語の文学ならば、それぞれの国の文学([930]英米文学、[940]ドイツ文学、とかね)のところに収めるようですが、
この文学集にはいろいろな国のお話が入っているのでこの数字になるようです。まー、日本語訳されているので本来の言語はわかりませんが(;^ω^)
NDC新訂9版908の項目に
「 *ここには(1)文学<一般>に関する研究の叢書、および(2)主要な言語を特定できない作品集を収める 」とあります。この、(2)にあてはまるんですね。

本自体は一つ一つの話がほどよい長さで、短編長編入り混じっているので読みやすいと思います。
それこそ、雨が上がったのに気づいたらすぐにでも釣りに出かけられるような。

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最後はこれ。
『古写真で見る幕末・明治の美人図鑑』
保存版 古写真で見る幕末・明治の美人図鑑

小沢 健志 世界文化社 2001-10
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[740]写真のところにありました。
書名の頭に「古写真」ときて、中も写真が多いですから、写真のところに置いてしまうのは順当ですね。

しかし、同じ棚に並ぶ写真に関する本の中で、明らかに浮いていたこの一冊…
「幕末・明治」と大きく書かれているので、2類の日本史の分類に置いた方がいいんじゃないか?と思ったんですけど。

調べてみたところ…
なんとこの本は、[384]社会・家庭生活の習俗の分類でした。
まったく予想していなかった分類で、びっくりしました(◎_◎)

あらためて本を確認してみて、納得しました。
この本に載っているのは、歴史に名を残した著名な女性ではなく、普通に暮らしていた庶民の女性(美人)ばかり。
服装や髪型はもちろん、背景として映り込む生活の道具などを見れば、当時の暮らしの様子をうかがい知ることができる。
こりゃあ、この分類に置く方がふさわしいなぁ。勉強になりました。

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一冊一冊の分類を調べるのは、なかなかに手間のかかる作業です。
でも、それを丁寧にやっていくことによって、自分の知識として蓄積されていく。

こういう仕事を、非正規職員にもさせてくれる図書館が増えれば、図書館司書も育っていくのになぁ…(つω-`。)
正規の無資格職員がするより、効率的でもあると思うんですが。難しいことなんでしょうか。

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08.02
Wed
先日の、分類についての記事でちょろっと書きましたが。
(こちら→ 2017/7/23 〇本の分類を変えるお仕事

「図書館の状況によって細かい判断が必要になるから、すべての図書館が同じ分類をするとは限らない」という、私の考えについて。
詳しく書いていこうと思います。


゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

図書館で新しく購入した本や、利用者の方から寄贈された本は、基本的には図書館司書が一冊ずつ確認して、
日本十進分類法にしたがって、分類をしていきます。

日本十進分類法についてはこちら→ 日本十進分類法 Wikipedia

す~ごく簡単に言うと、図書館の中での本の置き場を決めるための仕事です。

図書館では本棚の番号や数字が決められていて、本を探す時や自分で検索したとき、「〇〇番の棚にあります」と言われたりしますよね。
その〇〇番の棚を、この分類法を使って決めるんです。全国どこの図書館でも、十中八九、同じ分類をしていると思います。

この分類さえ知っていれば、どこの図書館に行っても目的の本にたどり着くことができる!!
とっても便利な分類法なのです((⊂(^ω^)⊃))

ただし!
同じ分類法を採用しているといっても、どこの図書館でもまったく同じ分類になるとは限りません。
それぞれの図書館で、独自の分類を行っていることがあります。
利用者層の違いや、蔵書構成本棚の配置方法、など、図書館によってさまざまな状況があります。
本の分類をする司書は、そこまで頭に入れて分類作業を行うのです。


゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

先日、新しく買った本で、下記の児童書がありました。↓


鬼の子どもたちが、羽田空港の中を鬼の雲に乗って探検するという内容で、中身は全部イラスト、写真はなし。
2017081113161439b.png

主人公が「鬼の子どもたち」という時点で、完全にファンタジーで、絵本の棚に置けば間違いないのは確かなんですが。
私の経験と感覚から、「絵本」に分類するのはちょっとひっかかるところがありまして…(゜-゜)

羽田空港という実際に存在する施設について、細部まで丁寧にリアルに描かれている、この絵本。
作者さんが綿密な取材をされたのでしょう。私も羽田空港を何度か利用したことがありますが、見覚えのある場所が満載です。
201708111316177a0.png

この本の分類について、かなり悩みました。

私が本の分類をするときは、まずカーリルローカルなどの図書館の蔵書検索サイトでその本を検索して、
ほかの図書館は、どのような分類をしているのか?というのをカンニング…参考にするんですが、
この本は、県内で所蔵している図書館はどこも[913・E]絵本として分類していました。

でも…当館の絵本コーナーにこの本を置くと、普通の絵本に埋もれてしまって、
「羽田空港」「飛行機」について知りたい子どもたちの目に触れない可能性が高いな、と思ったんです。
普通の絵本として利用してもらうことも大事ですが、主題がはっきりしているので、せっかくならそっちをメインにしたい。

なので、この絵本に関しては、「絵本」ではなく「空港」というのをメインにとらえて、
児童書の[687]航空運輸に分類することにしました。
687は、「航空運輸」に関する分類で、おもに飛行機や空港などに関する本が大体この数字になります。

゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

「ほかの図書館と同じにしなくていいのかよ!?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが…
大規模図書館と小規模図書館では、なにもかも違うんですo(`ω´ )o 全部一緒でうまくいくわけがありません。
全国の図書館に、同じ本が同じだけ行きわたるんなら、それでもいいんでしょうけどね。まあそれは現実的じゃないですから。

それぞれの図書館にベストな分類がある。それをきちんと考えて分類をしなくちゃいけないなぁ、と思います。

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07.23
Sun
最近は、開架棚に並んでいる本の分類チェックをしています。

本の分類は、日本十進分類法という決まりに従って行うのですが、
図書館の状況によって細かい判断が必要になるから、すべての図書館が同じ分類をするとは限らない、と私は考えています。
これについては、また別の記事で詳しく話すとして…


★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

当館では、10年以上前に受け入れた本が、いまだに開架棚に置いてあります。
なぜかというと、本の利用自体が少なく、劣化しているものがあまりないため。汚破損が酷いものはもちろん閉架です。
大きな図書館なら、利用頻度も高くてすぐにボロボロになってしまいそうな本も、うちの図書館では比較的綺麗なまま。
書籍にとっては状態がよく保たれているのは良いことなんでしょうが、図書館司書としては複雑な気持ちです…(;^ω^)
今のところはスペースに余裕があるから置いているけど、今後新しい本が増えていくと次はどれを閉架にするかで悩むはめに…(ぜいたくな悩み)

綺麗な本が多いのは良いことなのは、間違いないです。ただ、うちの図書館の場合、別の問題があるのです…。
それは…分類の間違いが多いこと。

受け入れた当時の担当の方が、ちゃんと分類をしているはずなのですが、棚に並んだ背表紙をぱっと見たときに、
「なぜここにこの本が…?(*_*;」というのが、地味に多い気がして。

本を手に取って、背表紙のタイトルだけではなく、中身までよーく見ると。
厳密には間違いではないんだけど、「そっちをとったかー!」というような分類がけっこう見られました。
棚整架ついでに、分類のチェックをしていると、出るわ出るわ。

たとえば、↓の本
話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く

アラン ピーズ,バーバラ ピーズ 主婦の友社 2002-09-01
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by ヨメレバ

一時期、すごく話題になった本ですね。
たぶんその話題になったときに買ったんでしょう、2冊ありました(一冊は寄贈でした)。

この本が、なぜか、[389]文化人類学に分類されていました(@_@)
389というのは、3類・社会科学のなかの、もっと細かい分類で、文化人類学の本を置くところなのですが。
なんでだろう…どこをどう見て「文化人類学」と思ったんだろうか…?

せっかく2冊あったので、1冊は[143]性差心理学のところに、もう1冊は[491]脳のところに置きました。
男女の脳の違い、考え方の違いについて書かれた本だと思うので(未読です)、このような分類にしました。
複本を別々の分類にするのはよくないかもしれませんが、うちの館では、このやり方でいこうと思います。
※ちなみに、分類のカラーは、うちの図書館での色分けです。1類はグレー、3類は、4類は

こんな感じの分類間違いが、ほかにもたくさんあります…一列に2・3冊はあります(;´・ω・)
でも、それを見つけるのが、また面白い。宝探しのようで、楽しい作業です(笑)。
そして、分類を変えた後にさっそく貸出されると、「ヨッシャー!」と思います。図書館司書、冥利に尽きます(o‘∀‘o)*:◦♪

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冒頭で言ったように、分類はそれぞれの図書館で違ってくるので、全部に共通した「正解の分類」というのはないと思います。
でも、その本を置くのに「ふさわしい分類」は必ずあります。それを、きちんと見極めるのが図書館司書の仕事です。

ただ…今の全国の図書館の状況では、そういうことができる司書は育ちにくいと思います。
正規・非正規や、民間委託など、なかなか難しい問題ではありますが、良い方に進んでいってほしいです(´・_・`)
同じように図書館で働く昔の同僚なんかと話をすると、私は本当に司書として恵まれているな、と感じます。
情熱を持つ司書さん、たくさんいるのになー。もったいない。


まあとりあえず、今は自分のこと、目の前のことを誠実にやっていくしかないですな。
それが、このさきの、未来の図書館司書の礎となる…とまで言うと大げさですけど(笑)。
私がきちんと図書館司書としての役割を果たせれば、きっと次もきちんとした図書館司書を入れてくれると思うので。
引退するまでは、きっちり頑張ろうと思います(*・`ω´・)ゞ 引退しないかもしれないけどねw

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